FREEDOM SUITE -The Shape of Jazz to Come Revisited / Requiem for Soldiers of October Revolution / V.A
MZCB-1211
title FREEDOM SUITE -The Shape of Jazz to Come Revisited / Requiem for Soldiers of October Revolution
artists V.A
label MUZAK
url http://www.muzak.co.jp/
price ¥2,625
release 2010/2/3
format CD
cat.no MZCB-1211

disc-1: The Shape of Jazz to Come Revisited
01: Happy Fool / Ornette Coleman
02: On The Nile / Charles Tolliver
03: For Eldon / Dewey Redman
04: Diamond Express / Dudu Pukwana
05: Steam / Archie Shepp
06: Travelling Man / Stanley Cowell
07: Lori Song / Art Ensemble Of Chicago
08: Soprano Ballad / Anthony Braxton
09: Round Midnight / Dollar Brand
10: Quiet Dawn / Andrew Hill
11: Closer / Paul Bley

disc-2: Requiem for Soldiers of October Revolution
01: And Then They Danced / Marion Brown + Leo Smith
02: Lonely Blacks / Oliver Lake
03: Queen Anne / Noah Howard
04: Clergyman's Dream / Ornette Coleman
05: Crucificado / Archie Shepp
06: Tears For Dolphy / Ted Curson
07: Nefertite / Jan Garbarek
08: Summertime / Albert Ayler
09: D.Trad,That's What / Cecil Taylor
10: Eighty First Street / Gato Barbieri + Dollar Brand

本物の自由な音楽。

60年代~70年代の熱い時代を駆け抜けたフリー&スピリチュアル・ジャズ・レーベルFreedom初のコンピ遂に登場!

「フリーダム・レコードはジャズの勉強にとてもいい」・・・植草甚一

“ジャズ来るべきもの再訪”“十月革命の戦士たちへのレクイエム”・・・橋本徹(SUBURBIA)


2010年代最初の選曲CDは、ある種のマニフェストとして、僕にとって初となるフリー・ジャズ・コンピにしたいと決意して、日夜セレクションに励んでいる。やりきれないことばっかりだから(by ECD)レコードを聴いていた2000年代を弔うように。植草甚一さんの「フリーダム・レコードはジャズの勉強にとてもいい」と題されたエッセイも忘れられない、アラン・ベイツ主宰フリーダム音源の編集盤だから、もちろんタイトルは『FREEDOM SUITE』(ラスカルズやヤング・ディサイプルズや山下洋も思い出してください)。僕は今日もまた『AN EVENING WITH ORNETTE COLEMAN』(『クロイドン・コンサート』の原題です)という具合だが、何度聴き返しても“CLERGYMAN'S DREAM”と“HAPPY FOOL”、どちらを収録するか選べない。鋭く胸に迫り、深く心を揺り動かすエモーショナルな何かを刻みつけるアルト・サックス。いっそ両方入れてしまおうか、とたびたび考えながら、このアルバムのオープニング、フルート/オーボエ/バスーン/クラリネット/イングリッシュ・ホルンの木管五重奏“SOUNDS AND FORMS FOR WIND QUINTET”を聴いて、カルロス・ニーニョ&ミゲル・アットウッド・ファーガソンの『SUITE FOR MA DUKES』を思い浮かべる貴方とは、きっと親友になれるだろうと思う。そしてセシル・テイラーのカフェ・モンマルトルでの伝説のライヴ、20分を越える“D. TRAD, THAT'S WHAT”(やはりフリー・ジャズの真髄はこれに尽きる、と言えるめくるめく金字塔のような演奏ですよね?)もどうしても収録したい。ときにアルチュール・ランボーの詩集にも喩えられる、この知的で破壊的で戦慄的な音の美しさを皆さんに届けたい。というわけで、フリーダム・レーベルの日本での発売権を持つミューザックの代表・福井亮司さんに、価格は¥2,500のままで何とか2枚組にできないか、とわがままな相談をしたら、選曲料を抑えるという条件つきながら、男気で首を縦に振ってくれた(快挙・感謝!)。そうして2枚に分けることになったセレクション(トータル160分!)には、それぞれ“ジャズ来るべきもの再訪”“十月革命の戦士たちへのレクイエム”と副題を(英語で)冠した。コールマンとテイラー以外の収録アーティストは、アルバート・アイラー/アーチー・シェップ/マリオン・ブラウン/チャールズ・トリヴァー/スタンリー・カウエル/アート・アンサンブル・オブ・シカゴ/ポール・ブレイ/アンソニー・ブラクストン/テッド・カーソン/デューイ・レッドマン/アンドリュー・ヒル/ダラー・ブランド/ドゥドゥ・プクワナ/ノア・ハワード/オリヴァー・レイク/ヤン・ガルバレク……といった震えが来るような錚々たる面々。この顔ぶれを見て鳥肌が立たない方はジャズ・ファンを名乗らないでほしい、と頭の固い評論家のようなことを言いたくなってしまう。

破壊せよ、とアイラーは言った、60年代の「熱」を鮮やかに印画紙に焼きつけた中平穂積さんの写真を使ったモノクロ・ジャケットも、特大のポスターが欲しくなるほど素晴らしい。200枚を越えた僕がこれまで手がけてきたコンピの中でも、間違いなく最も(群を抜いて)硬派な一枚。ジャン=リュック・ゴダールや中上健次に心酔する諸兄も聴き逃し厳禁だ。―橋本徹(カフェ・アプレミディ公式HPより)

監修・選曲:橋本徹(SUBURBIA)

Related Music
CATEGORY TOPへ  PageTop