| Momo / 佐々木 朝美 | |||||||||||||||||||
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儚く、瑞々しく、どこか懐かしく…
ジャズに導かれた天性のシンガーが、
魂の歓びとせつなさを今歌いはじめる。
ピアニスト山本剛との共演作
いったいチャーミングな歌声と形容する以外にどんな言葉があるというのだろう。佐々木朝美の、のびやかで豊かな声が、私の心を魅了してやまない。彼女の歌うジャズ・ソングは、実に楽しくスイングしながら、私たちの感情のひきだしを次々に開けてゆく。おそらく、彼女は、聴衆に一方的に歌を届けるシンガーではない。むしろ、歌によって聴き手の心の扉をノックし、立ち現れるさまざまな記憶や感情に挨拶をしながら、彼女自身の歌のエトスを作り上げて行くのだ。その意味で、彼女は天性のジャズ・シンガーといってよい。歌によって呼吸し、歌で愛し合う。ライブパフォーマンスの、その幸福な瞬間が、CD「Momo」には奇跡的に記録されている。経験豊かでハートフルなミュージシャンたちに支えられて、祈るように歌い出す彼女の歌は、聴く度に新たな発見と感動を与えてくれる。佐々木朝美は、音楽大学(東京音大)で声楽を学び、フランスや日本の歌曲にも多くのレパートリーを持つ。彼女にとっては、歌は人生の経験そのもので、フランス語や日本語の歌も、ジャズ・ソングとともに、彼女をより豊かなシンガーへと成長させることだろう。佐々木は、自分がジャズを選びとったと思っているかもしれないが、たぶんそうではない。ジャズが、彼女を選んだのである。私は、このCDを聴いてそう確信した。 文/中西光雄
■プロフィール
9月4日東京に生まれる。3歳よりピアノを、5歳よりヴァイオリンに親しみクラシックの音楽教育を受ける。都立芸術高校をピアノ科で進学し、歌に魅せられ声楽科に転向。東京音楽大学卒業。同大学研究科オペラコース修了。在学中はフォーレ、ドビュッシーなどのフランス歌曲に傾倒。また、ダンスパフォーマンスとのコラボレーションなど、様々なパフォーマンスを経験。小曽根真の出演していた「JAZZ を君達へ」という番組を偶然観たことがきっかけでジャズに興味を持ち、ジャズヴォーカルを伊藤君子氏に師事。クラシックコンサート等での演奏を続けながら '04 年2 月ジャズライヴハウス『GateOne』レギュラー出演を皮切りにライヴ活動をスタート。'06 年2 月赤坂『B-flat』主催ジャズヴォーカルコンテストでグランプリを受賞。'06 年8月エジンバラフェスティバルフリンジ(スコットランド)
へイギリスのダンスカンパニー公演にヴォーカリストとして出演。ジャズへの想いをより強くして二ヶ月間の渡英から帰国。
'07 年3 月保谷 こもれびホール主催での初のソロ・ジャズコンサートを行う。'08 年5 月、共演者にピアニスト山本剛を迎えこの1st アルバムを録音。
現在はただひたすらにジャズの道を邁進中。































