ブルーノ・ワルター/ストックホ ルム・フィルハーモニー管弦楽団
SSS-0171
artists ブルーノ・ワルター/ストックホ ルム・フィルハーモニー管弦楽団
label WEITBLICK
price ¥6600+税
release 2015/12/31
format 3CD
cat.no SSS-0171/73

スウェーデン放送のオリジナル・ソースからの初復刻!
ドラマティックなワルターを聴きたいのなら、これ!
「ブルーノ・ワルターインストックホルム」

①モーツァルト:交響曲第39番
②モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
③シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」
④ブラームス:ドイツ・レクイエム

ブルーノ・ワルター(指揮)
①-③スウェーデン放送交響楽団
④ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
④ケルスティン・リンドベルイ・トールリンド(S)、ジョエル・ベルグルント(Br)、王立フィルハーモニー合唱団
録音:①-③1950 年9 月8 日ライヴ、④1950 年9 月13 日ライヴ

※~ライナーノート~より
1950 年の晩夏から秋にかけて、ワルターの身はヨーロッパにあった。8 月にはザルツブルク音楽祭に出演し、ウィーン・フィルのオーケストラ・コンサートを二日間指揮している。この中からマーラーの交響曲第4 番とベートーヴェンの「エグモント」序曲がCD化されて聴くことができる。さらに9 月4 日には、フランクフルト博物館の管弦楽団(これはフランクフルト歌劇場のオーケストラの別名)を指揮し、ここではマーラーの交響曲第4 番を取上げている。これは第二次大戦後初のドイツにおける演奏となった。この録音も現存する。そしてストックホルムに移動、8 日から14 日にかけての演奏会。さらに24,25 日は生れ故郷のベルリンを訪れてベルリン・フィルに出演。これがベルリン・フィルとの再会にして最後の共演となった。
10 月2 日にはかつて歌劇場総監督の地位にあった、バイエルン国立歌劇場のオーケストラ・コンサートを指揮し、シューベルトの「未完成」とマーラーの第1 交響曲を指揮している。
この時期にワルターは恐らくもっと多くの土地を訪れ、オーケストラに客演している筈である。70 歳の半ばでこの長期に渡る過密スケジュールをこなせたのは驚異的だ。気力の充実もさることながら、心臓の病に冒される前という体力的な好条件も揃っていたから可能だったとも言えよう。
モーツァルトの交響曲第39 番は、予想通り響きがとても柔らかい。「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」も瑞々しい感性は、古くから聞かれているSP録音と変わることなく、老け込んだ気配もない。ライヴ録音故に快活さが当然のごとく加味されている。
演奏会のメインの曲目が「ザ・グレート」である。これは雄大なスケールを持った演奏であり、細かく刻むリズムの楽しさは抒情的表現の泰斗であるワルターらしい快演である。この曲のライヴ録音は他にNBC交響楽団とのものしか聴けないので、今回のリリースは歓迎されるだろう。
ワルターはブラームスに関してもエキスパートであったが、「ドイツ語によるレクイエム」となると、シリアスな表現が徹底している。ストックホルム・フィルの「ドイツ・レクイエム」というと、このワルターの演奏と近い時期に行われた、フルトヴェングラーの1948 年の演奏が有名だ。合唱団も共通している。この合唱団が優秀なのは周知の事実である。
ワルターの演奏もフルトヴェングラーに負けず劣らずの劇的な演奏である。
「ドイツ・レクイエム」の第2曲目、「肉はみな、草のごとく」の結構派手で動的なアプローチの迫力、第6曲目「われらここには、とこしえの地なくして」はヒロイックでもある。第7曲目「幸いなるかな、死人のうち、主にありて死ぬるものは」の終結はさすがに静かに瞼が閉じるような静謐さである。極めて起伏に富んだ演奏であり、歌劇場で育った芸術家ワルターならではのドラマティックな名演と言えるだろう。
※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付

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