Hommage / 伊藤綾子
NYSJ-83927
title Hommage
artists 伊藤綾子
label タカギクラヴィア
price ¥2667+税
release 2013/9/27
format CD
cat.no NYSJ-83927

1. リスト:巡礼の年第3年、S.163 第4曲「エステ荘の噴水」
2. ドビュッシー:ベルガマスク組曲より「プレリュード」
3. ドビュッシー:ベルガマスク組曲より「メヌエット」
4. ドビュッシー:ベルガマスク組曲より「月の光」
5. ドビュッシー:ベルガマスク組曲より「パスピエ」
6. ドビュッシー:喜びの島
7. ドビュッシー:前奏曲 第1巻より「亜麻色の髪の乙女」
8. ドビュッシー:前奏曲 第1巻より「沈める寺」
9. ファリャ:讃歌~ドビュッシーの墓に捧げる~
10. ファリャ:アンダルシア幻想曲

明瞭な色彩と独特の豊かな響きを持つエラール。作曲家と同時代を生きたこのピアノは、楽曲本来の魅力を鮮やかに描き出してくれる。
伊藤綾子自身が所有する1877年フランス製のエラール・ピアノでの録音。ジョージ・バーナード・ショーが「音楽は、作曲家が弾いていた楽器で聴かれるのが最善の方法である」と言うように、その時代の楽器で演奏すると、作曲家が楽器と向き合って何を求めたのか、その楽器から演奏家が何を感じたのか、をはっきりと感じ取ることができる。
音自体は現代のピアノにかなり近いが、豊かな色彩感をもった響きがどの音域からも明瞭に聞こえ、何とも言えない魅力を醸し出す。響きがやや長めに残り、このほんの少し残った響きの中に新たに弾かれた音が加わっても濁らず、独特の響きが生まれるのである。これが、エラールのピアノで多くの作品を生み出したドビュッシーが求めていた響きなのであろう。エラールの良く歌う豊かな響き、オーケストラのような色彩感、鋭敏なアクションは、作曲家の想像力を刺激し、新しいピアノ音楽を生み出す源となったのである。

プロフィール:
東京生まれ。桐朋学園大学音楽学部ピアノ科を卒業。ピアノを林秀光、廻由美子氏の各氏に師事。在学中1年間渡仏し、ピアノをT. パラスキヴェスコ氏に師事。大学卒業後、ベルギー、フランダース政府給費留学生としてアントワープ王立音楽院修士課程フォルテピアノ科に入学。平成13年度文化庁による芸術家在外研修員として派遣される。フォルテピアノをジョス・ファン・インマゼール氏に師事、2002年に最優秀で卒業。室内楽は最優秀として「フィナリテイト」を受賞。2004年に専攻課程ソリストチェンバロ科を修了。
2000年よりベルギーを始めヨーロッパでリサイタルを行い、2005年日本でのデビューリサイタル「ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲」では、新世代のフォルテピアノ奏者として注目を集め、音楽誌上で好評を博した。卒業後、アントワープ王立音楽院フォルテピアノ科、アントワープ市立音楽院ピアノ科で後進の指導に携わる。2007年末に帰国、翌年「テッセラの春音楽祭」でのモダンピアノリサイタル、世田谷美術館「プロムナードコンサート」でのフォルテピアノリサイタル後、精力的な演奏活動を展開している。2008年秋より、ヤマハ主催「名曲とお話でつづるサロンコンサート」では、全国各地で演奏会を行っている。鋭く柔軟な感性と多彩なテクニックを持つ演奏者として、フォルテピアノ、モダンピアノの演奏活動を並行して続け、フォルテピアノの魅力を伝えるための「時代を聴く」(フォルテピアノ、歴史的ピアノを使ったコンサートシリーズ)やワークショップを主宰している。〈使用楽器〉エラール・ピアノ1877 エラール社( 1780-1959)

この記事をはてなブックマークに追加
Related Music
CATEGORY TOPへ  PageTop